カリキュラム概要
コース担当教員からの挨拶 |
「エグゼクティブMOT集中セミナーの開講にあたって」 MOT (技術経営)は、技術を創造しそれを知財として活用し事業化するというイノベーション創出サイクルのマネジメントです。グローバル化やIT化、世界的な金融・経済危機など、企業の経営を取り巻く環境は大きく変化していきます。産業・企業にとっては既存ビジネスの再構築や新ビジネスの創造が大きな課題となっており、イノベーションを創出するMOTの理解と活用は企業経営者にとって必要不可欠の要素となってきております。 イノベーションマネジメント研究科教授 田辺孝二
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講師紹介 |
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ヒューゴ・チルキー スイス連邦工科大学教授
著書
セミナー支援・要点解説 |
セミナーの目的 |
特徴 |
(2) 新世代MOT(イノベーション・アーキテクチャー)は、イノベーションを目指す経営者・企業スタッフの必須の手法です。
(3) チルキー教授は北陸先端大等でのMOT教育に長年携わっており、わかりやすい英語で説明、テキストは日本語併記です。グループ活動は日本語で行います。日本語による要点の解説、Q&Aを行います。
(4) 参加型学習として、"新世代 MOT"の手法をグループワークで実体験したり、実践している企業を訪問します。
(5) 講義でのディスカッションやQ&Aでは、日本人教員による充実した体制で活発な議論をファシリテートします。
学習形態 |
多様な業界や業種から参加する経営者・企業幹部などが、MOT教育の第一人者から"新世代MOT"を学び、教授陣が活発な学習と議論をファシリテートします。これらの学習プロセスを通じて、"未来を拓くイノベーションマネジメント"の実践を目指します。
※講義は英語が中心、テキストは日本語併記、要点解説は日本語で行います。
学習内容 |
(2) 企業においてイノベーションを推進する仕組みの解説と事例紹介
(3) イノベーションを実践する企業訪問
※ヤマト運輸株式会社(YAMATO TRANSPORT CO., LTD.)を予定
(4) 新世代MOT の手法
・Innovation Architecture
・Innovation Strategy Morphology
・Innovation Roadmap
・Business Model
の解説とグループワーク
グループワークの様子
スケジュール |
期間:平成28年6月16日(木)〜19日(日)
場所:田町CIC
月日 | 時間 | 内容 |
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6/16 (木) |
11:00〜12:30 | 講義1:MOTとは何か、イノベーションとは何か |
13:30〜15:00 | 講義2:技術は経営の基本要素 | |
15:15〜16:45 | 講義3:新世代MOTとは 新世代MOTの実践的応用(1) | |
17:00〜18:15 | 講義4:新世代MOTの実践的応用(2) | |
18:15〜19:45 | 交流会(自己紹介など) | |
20:00〜21:30 | 懇親会(任意参加) | |
6/17 (金) |
8:30〜12:00 | 企業訪問 ヤマト運輸株式会社 |
14:00〜14:30 | 要点解説とQ&A | |
14:30〜16:00 | 講義5:グループワークイントロダクション(1) イノベーションアーキテクチャー |
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16:15〜17:30 | 講義6:グループワークイントロダクション(2) 戦略的モルフォロジー、ロードマップ |
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6/18 (土) |
9:30〜10:00 | 要点解説とQ&A |
10:00〜11:30 | 講義7:グループワークイントロダクション(3) 講義8:新世代MOTの実践的応用(3) |
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11:30〜17:00 | グループワーク | |
6/19 (日) |
9:30〜10:00 | 要点解説とQ&A |
10:00〜11:00 | グループ発表、討議 | |
11:15〜12:45 | 講義9:新世代MOTの実践的応用(4) | |
13:45〜15:15 | 講義10:新世代MOTの実践的応用(5) | |
15:30〜16:30 | 講義11:新世代MOTの実践的応用(6) | |
16:30〜17:30 | 要点解説とQ&A、最終討議 |
このような方に受講をお勧めします |
<受講者の例>
本セミナーには、次のような方が参加されています。
週末を利用した集中セミナーのため、関東圏以外の方も多数、ご参加いただいてます(平成22〜27年度実績)。
(所属先)
宇部興産、エーザイ、荏原製作所、王子製紙、キヤノン、グリコ乳業、資生堂、JSR、JX日鉱日石エネルギー、新日鉄住金エンジニアリング、スズキ、住商アビーム自動車総合研究所、住友金属鉱山、住友電気工業、TDK、DIC、デンソー、東芝、東京ガス、日揮触媒化成、日新イオン機器、日東電工、日本電気、日本ゼオン、野村総合研究所、日立公共システム、日立製作所、日立ハイテクノロジーズ、富士ゼロックス、古川電工、本田技研、マツダ、三菱電機、ブリヂストン、三井造船、横河電機、リケン、リコー、ヤマハなど
(職務等)
社長、副社長、取締役、研究所長、技術開発部長、マーケティング部長、開発室長、開発戦略部主席研究員など
<受講生の評価 (5段階評価 平成25〜27年度平均)>
授業の総合的な満足度はどのくらいですか 平均4.1
今後自分の業務に役立つと考えますか 平均4.1
・チルキー先生の講義を聞いて、はじめてわかることも多く大変勉強になった。
・大変面白い試みで参考になりました。チルキー先生の日本に関する造詣の深さに感銘しました。
・概念論だけでなく、具体論まで踏み込んで教えていただけたことで、企業現場での実践につなげることができると思いました。
・優れたメンバーと議論することができたことは非常に刺激的でした。まず自分たちを知ること、向かうべき方向を決めること、それがイノベーティブであること、そのギャップを知り、埋めるべく手段を選択すること、とても印象的で、勉強になりました。
・ロジスティックセンターの訪問は、先進的な取り組みやイノベーションに対する仕組みを知ることができ、大変有意義だったと思います。
実施体制 |
主 催 : 東京工業大学社会人社会人アカデミー
事業主体 : 環境・社会理工学院(技術経営専門職学位課程)
※平成28年度4月より大学の教育改革により組織変更を予定しています
修了認定 : 修了者には社会人アカデミー長名の「修了証書」を交付いたします。評価については、出席状況を含め、コースごとに行います。