食の未来創成寄附講座 > 講座概要
東京工業大学創立130周年記念
「ぐるなび」食の未来創成寄附講座
平成22年10月~平成28年9月(6年間。2年間の延長となりました)
食料は私達の生命と活動を維持するために欠かすことのできないものです。有限な地球上の食資源を有効に利用するとともに、食料増産のシステムを全球的に考えることが21世紀に生きる我々に科せられた使命ではないでしょうか。
日本の食文化は食物としての優位性に加え、視覚、嗅覚、食感に訴える、遊び心を持つ愉しい文化です。日本食の知恵を科学し世界のものとする事により、食の「技術」と「文化」に新たなパラダイムが生まれるでしょう。
本寄附講座では、東工大にある先端技術と知の集積を『食』の領域での活用に拡げ、食を基点とした新しいビジネス・産業の創出に貢献するとともに、安心・安全でその上美味しい食料の供給をグローバルな視点で提案・解決する人材、新しい食のビジネスを興す人材、食の分野のイノベーションを担う人材を育てることを目指しています。
(平成22年10月、滝久雄氏(株式会社ぐるなび代表取締役会長)及び株式会社ぐるなびからの寄附により設立されました。)
本寄附講座では、イノベーションを起点とした新しい食ビジネス創出のための戦略や支援策等について、調査・研究や提言を行っていきます。また、学内外の研究者や経営者、政策担当者等産・学・官の多様なセクションと幅広くネットワークを築き、「食」に関する大学院科目や学部科目の開講、公開セミナー・シンポジウムの開催等を通じて人材育成や情報発信を行っています。