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カリキュラム概要

コース担当教員 ご挨拶

環境・社会理工学院 技術経営専門職学位課程 教授 比嘉 邦彦

日本では、主婦などの簡単な小遣い稼ぎの方法として取り上げられることの多いクラウドソーシングは、海外(特に米国)では、オープンイノベーションの手法として官民を問わず活用されています。また、ベンチャーから大企業までが人材調達の有効手段として活用しており、クラウドソーシングの活用は企業の生存に直結する時代になると言われています。さらに、クラウドソーシングの仕組みは、人材から他の資源への適用も急激に広がっており、クラウドファンディング、ウーバー、Airbnb等は日本でも良く知られた適用例です。今回提供するコースでは、クラウドソーシングの本質を正しく理解して貰い、適用領域の広さと可能性を学習すること、国内のクラウドソーシングサイトで実際に発注を体験することで、実践力を身に着けることを目指します。本コースを受講することで、戦略的なクラウドソーシング活用に踏み出せる方が一人でも多くことを期待しています。


コースの目的

本コースは、働き方・雇い方を含め大きな社会変革をもたらすと言われているクラウドソーシングについて利点・問題点および機会・脅威などについて学習し、実際の発注を体験することで、講義で学んだ概念をより深く理解し、実践できる力を身に着けることを目的とします。

コースの学習目標

クラウドソーシングの基本知識と国内クラウドソーシングの利用方法の修得

コースの内容

クラウドソーシング(CS)の仕組みを通して世界的潮流となっているオープン資源化とその活用方法について学習し、演習により実際にCSの利用を体験します。具体的には、講義形式と演習形式の組み合わせにより、基本的知識や考え方と実践スキルを修得します。講義では、CSが社会・組織・個人に与える影響について解説し、来るべきクラウド時代への備えについても学びます。また、演習では、国内のCSサイトで実際に発注を行い、利用方法を体験します。

このような方に受講をお勧めします

次の様な方々でクラウドソーシング(CS)未経験者を主な受講対象とします。

官民・業種・職種・年齢・性別、文系/理系は問いません。


1.コスト削減・人材調達・新規事業立ち上げなどにCSを利用したい方

2.官民を問わずオープンイノベーションの手段としてCSを利用したい方

3.個人で、受発注を問わず利用したい方


受講実績

【受講アンケート】 2018年度 第2期 実績 5段階評価

授業の総合的な満足度はどのくらいですか 平均4.0

授業で学んだことが今後自分の業務に役立つと考えますか 平均4.5

 

【受講者の例】

製造、金融、人材派遣、情報通信、広告・マーケティング、など

 

【受講者の声】

◆国内クラウドソーシングを実際に使える力がつきました。また関連する知識を得ることができました。

◆CS演習において、受注者とのやりとりの重要性を学びました。メールでのやりとりのみであったため、相手との距離を推し量り、発注しなくては良い成果物が得られません。CSはポテンシャルに満ちたソースですが、発注する側のスキルも試されるということがわかりました。

◆短期間でしたが、充実した学習と体験の時間を過ごすことができました。是非実践で使用していきたいと思います。

◆私は受注側として参加しましたが、発注側がどのようにすると安心して仕事を任せられるかなど意識することができるようになりました。また、参加前には実際にCSでの案件受注を目標としていましたが、受講中に数件、案件受注ができました。

 


学習形態

学習形態 講義形式(120分) 演習形式
受講による
学習
講義や討議を通じてCSに関する基本知識や考え方を修得 CS業務の発注を経験
事前・事後の
自己学習
学習者は、自らの既得知識レベルや週末などの自由時間に合わせて推奨書籍の読書、グループ学習支援システムを通じた意見交換等によって学習をします。また、提示された演習課題を検討します。