カリキュラム概要
コース担当教員挨拶 |
「サービスイノベーション集中コースの開講にあたって」 本コースではサービスイノベーションに関するエッセンスを1ヶ月で集中的に学んでいただきます。
環境・社会理工学院 技術経営専門職学位課程 教授 日高 一義
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このような方に受講をお勧めします |
【サービスイノベーション分野が対象とする具体例】
「エネルギー、環境、交通、医療、福祉などのSocial Service Systemにおける問題解決とイノベーション」「企業におけるサービスの研究開発戦略と実践」「サービスのビジネスモデル」「ビッグデータ、クラウド・コンピューティング、IoTなどICTを用いたビジネス」など
コースの目的と特徴 |
- コースの目的
- サービスイノベーションとは、サービスの提供者と利用者の共創により新たな価値を生み出す事に関するものであり、サービス産業や製造業を含むすべての企業・組織、及び個人に関するあらゆる質と効率の向上に寄与する活動が含まれます。そこでは特に、ICTなどの先進的な科学技術の利用が大きな意味を持ってきます。本コースでは、「サービスイノベーション論」「プロダクト・サービスデザイン」「サービスデザイン」「サービス工学」など、サービスイノベーションの実現に必要なエッセンスを短期間で集中的に学びます。
- コースの特徴
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・東工大や企業のサービスイノベーションの研究者によるカリキュラム
・国内でも希少なサービスイノベーション、サービスサイエンスの領域に特化したプログラム
・一般的なセミナー形式ではなく、受講者自身も学習課題に取り組み教授陣や受講生同士で相互に議論
・土曜開催、Zoomによるオンライン講義形式、学習支援システム提供など、社会人の受講環境に配慮したコース設計 - 受講生の評価
- 【受講アンケート】(5段階評価 2022年度修了生の回答実績)
授業の総合的な満足度はどのくらいですか 平均4.7
授業で学んだことが今後自分の業務に役立つと考えますか 平均4.6
【受講者の声】
- ・抽象的に捉えられていたサービスがより具体的に理解できました。特にサービスの本質については大変興味深かったです。また働きながら学習するというスタイルについても学べたと思います。
・サービスに関する科学的アプローチの存在を理解でき、従来経験で理解していたものに対する見方が変わった。
・現在あるサービスを検証する知見を得ることが出来たと思います。
・サービスのような無形のものでイノベーションを起こし、価値を生み出していくための気づきが得られた。
・サービスイノベーションのエッセンスの学習はもちろん、GMSSを利用して、協調学習を意識するようになりました。それに、何よりもサービスイノベーションへの興味が深くなり、続けて勉強する意欲が高まりました。
・これまで考えていたサービス工学とは、一味違った考え方が身についた。それとともに製造業にとっての重要性がいっそう感じられた。
・基礎からはじまり、最終的に企業に展開できるような講義となるよう段階的な学習だったので、とても学びやすかったです。
・サービス分野の成り立ちや、概念、ものごとの考え方や捉え方について、すっきりしないところがあったのですが、今回の学びによってかなり見えてくるようになりました。今後、自身の仕事に大きなプラスになると思います。
・自社サービスを科学的に分析しながら改革し、自社のサービスを表現したい想い、優れたサービスを提供するための事前期待の的を定めていきたい。サービスエクセレンスを意識した社内活動を高めていきたい。
・過去の受講生の評価はこちら
【受講者所属先の例(2019〜2022年)】
2023年度スケジュール ※2024年開講 |
期間:2024年2月3日(土)〜3月2日(土)
原則、zoomを用いた遠隔受講を予定しています。月日 | 時間 | 回 | 内容 | 学習形態 | 担当 |
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2/3 (土) |
11:30〜12:20 |
- | 受講ガイダンス@ 受講案内/自己紹介/受講説明 |
ガイダンス | 古俣 |
12:30〜14:30 |
1 | サービスイノベーション論@ サービス科学概論1 サービスイノベーションのパターン /グループ課題1説明 |
講義 | 日高 | |
15:00〜16:00 | - | 受講ガイダンスA グループワークの進め方 | ガイダンス | 古俣 | |
- | グループワーク、課題1発表準備 | 自習 | - | ||
2/10
(土) |
13:00〜 15:00 |
2 | サービスイノベーション論A グループ課題1発表、サービス科学概論2 |
発表 | 日高 |
15:10〜 17:10 |
3 | サービス工学@ 優れたサービス組織とサービスを生み出す国際標準 |
講義 | 原 | |
17:20〜 19:20 |
4 | サービス工学A 優れたサービス組織とサービスを生み出す国際標準/グループ課題2説明 |
講義&演習 | 原 | |
- | グループワーク、課題2発表準備 | 自習 | - | ||
2/17
(土) |
13:00〜 15:00 |
5 | サービス工学B グループ課題2発表 |
発表&討議 | 原 |
15:10〜 17:10 |
6 | プロダクト・サービスデザイン@ |
講義 | 木見田 | |
- | グループワーク、課題3発表準備 | 自習 | - | ||
2/24
(土) |
13:00〜 15:00 |
7 | プロダクト・サービスデザインA グループ課題3発表 |
発表&演習 | 木見田 |
15:10〜 17:10 |
8 | プロダクト・サービスデザインB 製造業のサービス化を促進する要因と障壁の分析 |
講義&討議 | 木見田 | |
3/2
(土) |
13:00〜 15:00 |
9 | サービスデザイン@ サービスの事前期待のマネジメント |
講義 | 松井 |
15:10〜 17:10 |
10 | サービスデザインA グループ演習 |
演習&発表 | 松井 |
講師紹介 |
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【サービスイノベーション論】 教授 日高 一義 博士(理学)
【プロダクト・サービスデザイン】 非常勤講師 木見田 康治 博士(工学) (東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻 特任講師)
【サービスデザイン】 非常勤講師 松井 拓己 (松井サービスコンサルティング 代表、サービス学会理事)
【サービス工学】 原 辰徳 博士(工学) (東京大学大学院 工学系研究科 人工物工学研究センター 准教授)
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社会人受講生の学習環境 |
- 学習形態
- セミナーのような一方的な講義だけでなく、講師・受講同士によるディスカッション、グループ課題の取り組みなど学習者主体の学習形態になります。そのため、受講人数も限定して実施します。
- グループ課題(テーマ別)
- 受講期間を通して、4名前後で構成するグループで課題に取り組んでいただきます。学習した内容や受講生同士の知識や経験を活かして、サービスイノベーションに関する課題(テーマ別)に取り組みます。グループ発表では、テーマ別に担当教員がレビューを行い、発表内容について受講生を交えた意見交換を行います。
- GMSS(グループ学習支援システム)
- CUMOTではICTを活用したグループ学習支援システム(GMSS:Group Memory Support System)を導入しています。インターネットを通してWeb上で意見交換が出来、時間や場所が異なってもグループ内で自由に意見の交換ができます。発言の際に「新しい意見」「融合意見」など発言者が付記でき、これによって議論が可視化され、限られた時間での議論の深化につながります。
グループ課題 発表の様子
実施体制 |
主 催 : 東京工業大学社会人アカデミー
事業主体 : 環境・社会理工学院 技術経営専門職学位課程修了認定 : 修了者には東京工業大学社会人アカデミー長名の「修了証書」を交付いたします。評価については、出席状況を含め、コースごとに行います。